My つぶやき

東京の下町で、インコ二羽と暮らしています。

男性ホルモン+脂肪=?

本日も蒸し暑い陽気の東京でした。

5月9日から飲み始めた閉経後乳癌治療薬のアリミデックス(アロマターゼ阻害薬)。切りとった乳癌の病理診断の結果、ホルモンレセプターが陽性(女性ホルモンの影響を受けるタイプ)の場合、術後の治療は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの産生を抑えること→乳癌細胞の分裂・増殖を抑える→再発・転移の防止…ということになります。

幸い、卵巣機能の低下した閉経後の女性は卵巣からはエストロゲンが産生されません。ところがです…副腎から分泌される男性ホルモン(アンドロゲン)が全身の脂肪細胞(ここが病後太らないようにと言われる所以です)などにあるアロマターゼという酵素と結びつくことによりエストロゲンに変化するのだそうです。そこで、そのアロマターゼの働きを阻害してしまおうというのがこのお薬。

二月弱飲んでみて、いまのところは関節痛などの痛みの副作用はでていません。ただ、とても眠いのとホットフラッシュ(ほてり)の頻度と程度が増加したので、今ではハンカチではなくハンドタオルを会社の机の上にいつも置いて仕事をするようになりました。今までは、突然ジワッと上半身が暑くなり、背中に手を当てるとホットカイロを背負っているかのように暑かったくらいでしたが、今は額に汗がにじんできます。そして回数も日に数回。でも、もっと酷い方もいらっしゃるようなので、これくらいならまだガマンできないわけではないため、よしとしなくてはならないのでしょう。

それでなくとも苦手な夏ですが、今年は更に自分自身が発熱体なので、ちょっと辛いかな~? このお薬、とても小さな真っ白な錠剤なのですが、薬価が¥606(1錠)…3割負担で約一日(1錠)¥200…1年間で¥73000…5年服用で¥365000。

閉経前の方の場合は、経口剤がもう少し安く1錠¥140くらいだそうですが、卵巣でエストロゲンを産生させないためにする注射剤(月1回)が3割負担で¥17000弱かかるそうですので、お薬とあわせて毎月¥20000程の自己負担となります。

そのほか私はしないことになりましたが、抗がん剤などの化学療法の点滴剤や飲み薬なども高価なようですし、加えて半年検診などの諸検査費用もかかるため、今後の治療費を考えると大変です。その上、もしも再発・転移した時には、さらに、抗がん剤などの治療費がかかります。深く考えれば溜息しかでませんよね。

私の場合は幸い生命保険の給付(3大疾病特約付き)でマイナスにはなっていません。父にも「病気になってお金の心配をすることほど辛いことはないから、保険に入っていてよかったね」と言われました。毎月高い掛け金を積み重ねてきて(途中でやめないで)よかった! 今年は暑いのがさらに辛いなぁ…ということを書こうと思ったのにちょっと話が長くなってしまいました。

さて、では本日の二羽の様子の写真を貼って眠りにつくことにします(薬の副作用なのか、午後からはとてもねむい毎日です)。

 

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ステレオの上で遊ぶこことそれを見守るれい

 

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ここは、バスタオルの下にもぐって遊んでいます。

 

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